7月31日(水)JRAは短期免許の取得制度における成績要件の変更を発表しました。内容は取得条件が緩和されるものでしたが、各国のリーディング基準の変更はなし。
ドイツにおいては引き続きリーディング1位の騎手だけが短期免許を取得することができます。
短期免許を取得する条件はいくつかありますが、Bムルザバエフ騎手がそれらの条件をクリアするのが難しいため、2025年以降も日本で短期免許を取得するには自国ドイツでリーディング1位になるしかありません。
2024ドイツ騎手リーディング
順位 | 名前 | 勝利数 |
---|---|---|
1位 | Tハマーハンセン | 51 |
2位 | Bムルザバエフ | 38 |
3位 | Lヴォルフ | 34 |
4位 | Rピーヒュレク | 30 |
5位 | Mセイドル | 29 |
6位 | Sヴォークト | 24 |
7位 | Sバーン | 21 |
8位 | Aシュタルケ | 19 |
9位 | Eペドロサ | 19 |
10位 | Aトゥルースト | 18 |
8月17日現在、Bムルザバエフ騎手は2位(34勝)につけています。
1位のハマーハンセン騎手とは11勝の差がありますが、Bムルザバエフ騎手は騎乗馬の質が高く、今後も順調に勝ち星を量産していけることが見込めるため、この時期の11勝差であれば最終的には逆転できると思います。
1位のハマーハンセン騎手は今年の独ダービーを制し、独オークスでも人気薄の馬を2着(12人気)に持ってくるなど好調な若手騎手です。
現在リーディング1位のハマーハンセン騎手。
リーディングを逃す可能性があるとすれば…
Bムルザバエフ騎手は現在、Pシールゲン厩舎との主戦契約を結んでいます。
そのためPシールゲン厩舎の馬が1頭でも海外の重賞に出走する際には、Bムルザバエフ騎手が騎乗することになります。
今年はフランスのG3に騎乗するため、ドイツを離れる機会がありました。今後も同様のケースが増えればリーディングへの影響が影響が出てくるかもしれません。
あとはスランプに陥らず、怪我なく順調に騎乗できるかがカギですね。
短期免許を取得できる可能性はどれくらい?
実際には発売していないですが、もしブックメーカーで「今年ドイツリーディングを取る騎手は?」という賭けがあったとすれば、以下のようなオッズになるでしょう。
- 3.50倍 Bムルザバエフ
- 5.00倍 Tハマーハンセン
- 9.00倍 Lヴォルフ
- 13.0倍 Mセイドル
- 15.0倍 Rピーヒュレク
- 23.0倍 Sヴォークト
- 36.0倍 Aシュタルケ
- 36.0倍 Sバーン
- 36.0倍 Eペドロサ
- 51.0倍 Kフィリップ
10月に入ってもこの差が縮まらないと厳しいですが、残り4ヶ月半で11勝差ならドイツリーディング最有力候補です。
コメント